読了―儒教(日本)

山下武『江戸時代庶民教化政策の研究』

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山下武『江戸時代庶民教化政策の研究』、

校倉書房、1969年

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読了するのが惜しいと思われるくらい

楽しく読みました。

研究書を読むことは立場上多いわけですが、

こんな気持ちで1頁ずつめくっていけた本は

そう多くありません。

楽しめることはままありますけど。

1969年出版、つまり概ね40年前の書籍ではあるものの、

近世国文・江戸時代史・同思想史をされる方は勿論、

中文・中哲や朝文から見ても

示唆されるところは多いのではないかと思います。

一応、著者は教育学を御専門とされておられるので

教育史に分類されるのが穏当なのでしょうがf(^_^;)

惜しむらくは既に絶版されていること。

それも久しいようです。

こんな良書がどうして絶版…。

良書だからこそ絶版なのでしょうか…。

ともあれ、内容としては、

江戸幕府の施行した庶民教化政策と

それにおける書籍・出版物の役割。

したがって、禁書や出版規制、教化書刊行といった

出版物を対象ないし手段とした政策を

主として取り上げておられます。

今風に言えばメディア政策にも通ずるものではないでしょうか。

オンデマンド出版で良いので復刊して欲しいものです。

もったいない…。

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高橋文博『近世の死生観』

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高橋文博『近世の死生観 徳川前期儒教と仏教』、ぺりかん社、2006年5月

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ソウルへ行く前から借りており、読みたかった一冊。

昨日の体調不良を幸いに、早速読みました。

季節柄、というわけではありませんが

日本社会における儒教のあり方を考える際に有用な一冊だと思います。

日本の場合、朝鮮と異なり儒礼教化政策が行われたわけではありません。

しかし、そのような状況の下、

日本の儒者たちもまた『文公家礼』を紐解き、

死の儀礼(喪葬・祭祀)を牛耳られていた仏教と対峙しておりました。

また、第二部においては中江藤樹に焦点を当て、

その死後観のみならず民衆教化の側面にも視野を広げておられます。

今回は図書館で借りたのですが、折を見て購入を考えたい一冊です。

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菅野則子『江戸時代の孝行者』

菅野則子『江戸時代の孝行者―「孝義録」の世界』(歴史文化ライブラリー73)、大修館書店、1999年

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