韓国史・韓国文化

北島万次『秀吉の朝鮮侵略』

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北島万次『秀吉の朝鮮侵略』(日本史リブレット34)、

山川出版社、2002年7月初版

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著者は、文禄・慶長の役を中心に同時代を

研究されている大家、北島万次氏。

山川出版社さんが出しておられる

二つのリブレットシリーズの一翼を担う一冊です。

概ね100ページ程度の分量、しかも文字が大きく

注もところどころ付けられているので

「ちょっと本を読みたいけど疲れて

ハードカバーに手が出ないとき」にも適した分量です。

しかし、このようなコンパクトな分量であるにも拘らず、

約7年にわたる文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)について

興味深く読み続けられるよう纏められています。

さすがに碩学…。

日韓の資料をどれほど読み込まれているかは

参考文献を見れば(見なくとも内容を読めば)一目瞭然ですが、

しかし本文ではあくまでも読みやすくするため、

これらが表にでしゃばることはありません。

ですので、当戦争を大きな流れで知るためにも

とても役立つ一冊です。

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キム・サンホン『チャングム』

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キム・サンホン(米津篤八訳)『チャングム』全3巻、

(ハヤカワ文庫)、早川書房、2004年~2005年

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ドラマで有名な「宮廷女官チャングムの誓い」として

NHKで放送されたものの原作…という認識で

良いのでしょうか…。

ドラマには甚だ疎い上に

訳者解説にも明示されていないので

何とも言えませんが(*_*)

ともあれ、原作名は『医女 大長今』。

原著者はKim Sang-heon氏。2003年に刊行。

燕山君代から中宗代、つまり15世紀末から16世紀前半が

舞台となる時代です。ちなみに、その頃の日本は室町時代。

解説によると、歴史事実として実在が確認される女性、

大長今(テ・チャングム)の記事をもとに

著者が再構成されたとのこと。

典拠は『中宗実録』だとか。

燕山君代の暴政や中宗反正の話、

また医書や手術、漢方(現代韓国では「韓方」)、

更に当時の職位など、朝鮮古典世界を垣間見るのに

有用な内容が豊富です。

※あくまでも「垣間見る」或いは「雰囲気を味わう」程度。

基本、娯楽ですからね。

本気で当時の様相を知ろうとする場合は、

『朝鮮王朝実録』や儒者の個人文集などの

原典を確認する必要があります。念のため注意※

というわけで、息抜きしたいけれど勉強もしなければ…、

と追い詰められているときに

ちょっと口実を自分に作りながら(笑)読める作品です。

作品として、個人的見解としては、面白かったですよ。

DVDを借りたくなりました。

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